四畳半風呂ナシ

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( ^ω^)タイトル未定のようです

( ^ω^)タイトル未定のようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:23:52.00 ID:UzVVMHDB0
( ^ω^)
(    )
| ||
(  ) )


僕は、しがないただのリーマンだ。
バツ一だが、離婚が当たり前の今の現代の社会では、
その過去もさほど珍しいことではあるまい。

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:24:23.45 ID:UzVVMHDB0

ξ゚⊿゚)ξ    ( ^ω^)
( 三)ノシ    (    )ノパ⊿゚)   
|||     | || (  )

色々な事情で二年前に妻と別れ、その当時一歳の赤子だった娘のヒートを、
自分が引き取った。妻も、仕事ばかりの毎日でヒートをしっかり育てられる自身が無かったらしく、
経済的に自分の方が余裕のあると言う事で、話は簡単についた。


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:25:01.87 ID:UzVVMHDB0
ノパ⊿゚)
(   )

今、ヒートは三歳だ。彼女は、最近やっとうまく聞き取れるような言葉を話しだした。
ついこの間までは、何か話しているのはわかるけど何を話しているのかも
分からないようなしゃべり方だったので、立派に成長したといえる。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:26:04.91 ID:UzVVMHDB0
J( 'ー`)し    ♪
 (  ) ノパ⊿゚)キャッキャツ
 | |  (  )ノ凸

僕が会社にいる間は、娘の世話は私の母に頼んでいる。
母はまだまだ元気で、性格もやさしいので僕も安心して預けることができた。
普段、僕よりも母と過ごす時間のほうが長いので、ヒートは僕より母にべったりのようだ。


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:28:33.08 ID:UzVVMHDB0


ノハ-⊿-)zZZJ( -ー-)しzZZ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
                |
                |
                |
 ̄O O ̄ ̄ ̄| | | ̄ ̄ ̄
         ○○
この前も、自分がくたくたになって仕事から帰ってきたら、
一枚のタオルケットを母と娘が仲良くかぶって寝ていた。
風邪をひくと悪いので、毛布を上からかけてやったが。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:29:03.62 ID:UzVVMHDB0

 (;^ω^)    /
 (    )     ̄|
三 @@@     |

それから数日がたったある日。
僕は珍しく早く仕事が終わり、五時までには帰るつもりで
全速力で帰宅していた。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:31:11.67 ID:UzVVMHDB0

( ゚ω゚) ̄|
(つ と) |
| |||


自宅の玄関のドアの前に到着し、にこにこの笑顔で「ただいま」と開ける。
しかし、そこに遭った光景に自分は目を疑った。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:32:45.32 ID:UzVVMHDB0

J( 'ー`)し         J( 'ー`)し
 (  )つ\ノハ;⊿;)/と(  )
 | |    (   )   ||

なんと、居間で”二人”の母が娘の両手を持って引っ張りあいこしていたのだ。
僕は最初乱視か何かと思って、一旦目を閉じ、それからもう一度前を見た。
けれど、やはりそこには、姿かたちが何もかも同じな二人の母がいた。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:34:00.40 ID:UzVVMHDB0

(;^ω^)
(    )

もうわけが分からない。
僕はこの場から逃げ出したくなったが、娘の泣き叫ぶ声を聞き我を取り戻した。
このままではいけない。ヒートを助けなければ。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:35:54.62 ID:UzVVMHDB0

(;^ω^)
(    )つ―|ニニニフ

このうちのどちらかが偽物だ。少し危険な賭けだが、
僕は台所に走り包丁を手に取ると、母たちに向けて突きつけた。
これは脅しだ。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:37:40.00 ID:UzVVMHDB0

J( 'ー;)し
 (  )
 :|;....::;.:. :::;.. .....


すると次の瞬間、僕から見て右側の母が、驚いたような顔をした後、
わっと泣き出し、砂細工のようにさらさらと消えてなくなった。

24 名前:すまん、半ながらだからこの辺から遅くなる[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:44:41.31 ID:UzVVMHDB0

( ^ω^)
(    )
| || J(;'ー`)し    ノハ;⊿;)
(  ) )  ( \)ニニ:  (   )

残った母は、へなへなと床に倒れこんだ。
僕は、その場にずっと佇んでいた。
ヒートは、まだしくしくと泣き続けている。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/08(土) 21:48:16.64 ID:UzVVMHDB0

( ^ω^)「いったい何があったんだお?」

J( 'ー`)し「分からないの。ヒートちゃんが泣いてるから慌てて居間に行ってみたら
もう一人の私が、ヒートちゃんを引っ張ってて……」

( ^ω^)「……」

幽霊か、怪物か。
この超常現象の謎は、いくら考えても解けはしなかった。
なのでとりあえず僕たちは、就寝することにした。明日は休みだからちょうどいい。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:50:51.70 ID:UzVVMHDB0

   (;^ω^)[])  / ([](・∀・ )  ξ-⊿-)ξつ  )
   (    )  /    (    ) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

次の日の正午ごろ。
病院から連絡があった。妻のツンが心臓発作で死んでいたそうだ。
今朝発見されていたころには既に死後10時間以上経っていたらしい。


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:58:14.89 ID:UzVVMHDB0

ξ-⊿-)ξ
 (   )つ[]
 |||
 (  ) )

ツンは発見された時、メモ書きを固く握っていた。
それには、消え入りそうな歪んだ字で
「こどもにあわせて」とだけ書かれていたそうだ。



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:01:49.34 ID:UzVVMHDB0


  △
ξ゚⊿゚)ξ
 | |
  \|
    y
  ξ-⊿-)ξ

僕は確信した。
あのもう一人の母は、ツンだったのだ。ツンは死後、ヒートに
会いたくて、母の姿で会いに行ったのだ。


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:03:52.76 ID:UzVVMHDB0

J( 'ー`)し         J( 'ー`)し
 (  )つ\ノハ;⊿;)/と(  )
 | |    (   )   ||

そして、黄泉の国(あの世とか天国とか)にヒートを連れていき、
一緒に暮らそうと思ったのだ。
しかし、ヒートを守るため包丁を突きつけた僕に押され、そのまま一人で逝ったのだろう。

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:07:54.91 ID:UzVVMHDB0

――――――0―――――――
( ^ω^)。oO
(    )

これらはあくまで僕の憶測である。
しかし、間違ってはいないはずだ。
根拠は、ないけれど。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:16:21.66 ID:UzVVMHDB0

( ^ω^)   ? |
(    )ノパ⊿゚) |
| || (  ) | ̄ ̄ ̄


それからは、僕は度々ヒートをツンの墓へと連れて行った。
しかしヒートは母がどういう人物だということが理解できていなかった。
一歳の頃に別れたのだから当然と言えば当然である。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:19:13.41 ID:UzVVMHDB0

( ^ω^)
(    )
| ||
(   ) )

それでも、僕はヒートを墓に連れて行く。
それが、僕からツンへのプレゼントなのだから。




終わり

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